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少女ヴィクトリア (1977年) (富士見ロマン文庫)

によって セレナ・ウォーフィールド


以下は、少女ヴィクトリア (1977年) (富士見ロマン文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
所謂、黒表紙系フランス書院的書籍の第一冊目にあたる本です。海外では発禁に近く、秘本として珍重された、というくらいの1冊ですから、エロス度はハンパじゃありません。古典としてでなければ、所謂『非実在云々』とか、主人公の少女の年齢からして『児童ポ○ノ』になりそうです。(一回、再版されたようで驚きましたが)内容は、相当にハードです。主人公の少女「ヴィクトリア」の日記、という形式で書き進められていきますが、猟奇的・背徳的な描写も多く、訳者が上手いのか、筆致が徒に煽情的でない分、逆に「クル」ものがあります。ただし、この1冊の価値は、それだけではありません。主人公の名前から推測できるように、ヴィクトリア朝時代の文化的背景や、影の主人公たる姉弟が、植民地インドから帰国するとか、当時の上流階級の生活。乗馬、ピクニック、民間療法等に至るまで仔細に書きこまれていて、一種の歴史書としても時代の雰囲気を感じる上で貴重です。また、主人公が母親の許しを得て、放浪民に施しをする辺り、ヴィクトリア朝時代を支えた格差社会の一端も垣間見えて、産業革命時に炭鉱労働者等の酷い生活も偲ばれます。堂々と表紙を見せて人前で読むには相当の胆力か、ある種の品性が必要ですが、二重の意味で貴重と思います。同じ意味で、国内の戦時〜戦後の雰囲気を知ることのできる官能小説がこちら。特に後者は風船爆弾の記録としても非常にシッカリしています。愛の予感―聖少女物語 (シガレット・ロマンス)舞妓調教 (幻冬舎アウトロー文庫)

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